新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)に初の国内感染が確認された。知っておきたい基礎知識をQ&Aでまとめた。

 Q どうやって感染?

 A せきやくしゃみの 飛沫 ( ひまつ ) 、ウイルスに触れた手を介して、口や鼻、目などからウイルスが入り込み、のどや気道で増殖する。

 Q 症状は?

 A 基本的に季節性のインフルエンザと変わりはない。突然の発熱、せき、鼻水、全身のだるさや筋肉痛などが主な症状。このほか、下痢を起こす確率が高いのが特徴だ。インフルエンザ治療薬のタミフル、リレンザは効果が期待できる。比較的軽症で済んでいる例が多いが、心臓病や糖尿病など、慢性疾患のある人は重症化しやすい。若年層に重症例が多いのも特徴。

 Q 発症が疑われたら?

 A 直接、医療機関を受診することは避け、都道府県の健康担当部署や保健所に設置されている「発熱相談センター」などに、まず電話で問い合わせる。連絡先は、厚生労働省や自治体のホームページにも掲載されている。電話相談で感染の疑いがあるとされたら、指定された医療機関を速やかに受診する。

 Q 受診する際の交通手段は?

 A 感染の拡大を防ぐため、電車やバス、タクシーなどの公共交通機関の利用は避ける。自家用車の利用が勧められているが、用意できない人には、保健所が公用車を出したり、場合によっては救急車を呼んだりする対応になる。

 Q 予防法は?

 A ていねいに手を洗うこと。せっけんをつけ、手のひらをこするだけでなく、手の甲、指の間、つめや指先、親指や手首の回りを念入りに。最低15秒以上洗うのが目安。洗う前の手で触れた蛇口も一緒に洗う。流水で流したら、清潔なタオルでふく。マスクは万全ではないが、一定の効果はある。使い捨てタイプの不織布製がお勧めだ。感染者が着用すれば、感染拡大を抑える効果も期待できる。

 Q 流行したら、学校は休校になるの?

 A 感染の広がり方に応じて、国や自治体が判断する。休校になったら、登校はもちろん、塾やクラブ活動、遊びに出かけるのもダメ。学校再開まで自宅で待機する。一昨年、国内で若者にはしかが大流行した際には、休講になった大学生らが、症状がないからと外出してしまい、感染が広がったとも言われる。感染拡大防止のための休校ということを心得ておきたい。

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